2019年6月に、カミーノの「ポルトガル人の道」へ行ってきました。
ポルトからサンティアゴまで250kmの道のりを10日間で歩いた時のバックパック重量はたったの4.8kg。
その中には、天候が不安定な時が多いガリシア地方を歩くカミーノには必須の「雨具」も当然含まれています。
▼巡礼中、雨に降られた日の日記はこちらからどうぞ。
![カミーノ「ポルトガル人の道」の巡礼モニュメント](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/10F9F9C5-C579-48CB-814F-DCEC792AD457-320x180.jpeg)
カミーノの持ちものをとにかく軽量化することを考えてきたわたしの、雨具のミニマム化&軽量化アイディア3つ。
ご紹介します。
防水ドライサックを使う
バックパックの雨対策としては、防水のカバーを上からくるっと全面に掛けるのが一般的。
いっしょに行った友人Yの雨装備はこんな感じでした。
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/E57B1393-BD19-4D16-890F-9A8C7FCA1761-300x300.jpeg)
購入時にあらかじめカバーが付属しているバックパックも多いようです。
が、わたしはこの「バックパックカバー」の存在意義があまりよくわからなくて、実はこれまで使ったことがありません。
だって、ショルダーハーネスはむき出しのままでまったくカバーされていないし、バックパックの背面側だってなんのカバーもされておらずガラ空きなわけで…。
いくら外側だけをカバーで覆っても、ショルダーハーネスや自分の背中を伝って絶対にバックパックは濡れるし、ひいてはその中身に水がしみていきますよね?
なので、わたしはバックパックの外側ではなく、内側で防水。
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/9A01A9A5-B49B-4610-890D-9A649FBB851B-300x300.jpeg)
画像だとちょっとわかりにくいですが、バックパック容量よりやや大きめの防水ドライサックをバックパックの中にセットしておき、その中に持ち物を入れて口をロールアップで閉じてあります。
このように中で防水しておけば、バックパック自体がいくら濡れても中の荷物が濡れることは絶対にありません。
バックパックカバーは大体100g前後。
わたしが使っている防水ドライサックは35gです。
約3分の1の重量で、バックパックカバーよりも確実に水から荷物を守ります。
レインポンチョを使う
バックパックの中の荷物は、防水ドライサックで確実に水から守れるとして。
では、バックパック自体が濡れてしまう問題はどうするか?
バックパック自体が濡れれば当然重くなるし、宿に着いてから拭いたり乾かしたりしなくてはいけない手間が増える。
それはめんどくさがり屋のわたしにとって、決して望ましくありません。
ということで、わたしはレインポンチョを活用することを選びました。
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/98EB9E1C-6FAE-43D0-BBA6-A5FD24BD360D-300x300.jpeg)
バックパックを背負った状態で上からレインポンチョを羽織ってしまえば、バックパックカバーをしていなくてもバックパックが濡れることはありません。
たとえレインポンチョの隙間から水が入ったとしても、がら空きのショルダーハーネスや背中側からしみてきてバックパックがびしょ濡れになるのに比べれば、十分許容範囲です。
レインポンチョも軽量で、でも袖もきちんとついたしっかりしたものを選びました。
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/FB67369D-C984-4749-93D1-B4A3AB761FA3-300x200.jpeg)
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/D15648D5-D67A-485B-9AF9-6063CF1A2402-300x200.jpeg)
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/58DC7BEC-76A8-4DFD-9A92-CB0F27301271-300x200.jpeg)
レインウェア+ザックカバーでの対策とは違い、雨が降りはじめたらさっと羽織るだけなので、使い勝手もとても良かったです。
レインスパッツ(ゲイター)を使う
登山などで一般的によく使われるズボン状のレインパンツは、持っていきませんでした。
雨が降ってきた!というときにシューズを脱ぎ、腰までのレインパンツをよっこいしょよっこいしょと履き、レインジャケットを羽織って、バックパックにカバーを掛ける…。
わたしにとってはものすごく大変な作業で、とてもできる気がしません。
なので、レインパンツの代わりに膝上丈のレインスパッツ(ゲイター)を利用しました。
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/B45C368B-0778-4D8D-88CF-D4BBB47C931A-300x200.jpeg)
雨が降ってきた!となったら
- レインスパッツ(ゲイター)を着け
- レインポンチョを羽織って
わたしの雨対策は完了です。
そもそもレインポンチョを使った時点で頭から膝まではすでにカバーできているので、そこにレインパンツを持って行っても膝から腰までをダブってカバーすることになる。
その分荷物が重くなり、もったいないです。
頭から膝まではレインポンチョ、膝からシューズまではレインスパッツ(ゲイター)。
![カミーノの持ちもの軽量化アイディア、バックパックカバーを使わずに雨対策](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/1E113A88-574E-43CB-ACFE-E03E6FE852C8-e1564396294171-200x300.jpeg)
アッパー部分がゴアテックスのシューズを選べば、足の先までくまなく一通り防水対応。
全身ムダにダブることなく、効率的に雨対策ができる組み合わせです。
カミーノの雨対策アイディア まとめ
ミニマム化&軽量化しつつ、できるだけ持ち物や体を濡らさないようにと考えたカミーノ上での雨対策。
- 防水サックを使う
- レインポンチョを使う
- レインスパッツ(ゲイター)を使う
実際にカミーノで雨に降られましたが、非常に合理的に雨対策ができました。
カミーノの持ちものの軽量化と雨対策のちいさなヒントになれば幸いです。
▼カミーノでとても便利だったおすすめアイテム3つは、こちらからどうぞ。
![カミーノに持って行ってよかった持ち物、サコッシュ](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/07/E1B3F3CE-1F38-4926-8923-1A97A0A432AF-320x180.jpeg)
▼バックパック重量4.8kg!わたしのカミーノの持ち物リストはこちらからどうぞ。
![ミニマリストのカミーノパッキング](http://tabitabitabi.n00life.com/wp-content/uploads/2019/05/9D471D25-56AD-4256-B705-F70B3F33D1AB-320x180.jpeg)
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