カミーノ女子の持ち物コラム

わたしがカミーノの荷物をとにかく軽くしたい理由3つ

カミーノの持ち物はとにかくかるく、コンパクトに

スペインにあるキリスト教の聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の準備を進めています。

巡礼中はまいにち自分が必要とするものすべてを背中に背負い、聖地に向かって村から村へ、自分の足で一歩一歩歩いていきます。

わたしはこのスペイン巡礼の旅「カミーノ」に行くことを決めた当初から、荷物はとことん軽く!目標9kg以内!できれば8kg台!と口にしてきました。

もともと山歩きやキャンプを好んでいたこともあって、手元にはいろいろなアウトドアグッズの用意があります。

その中からとりあえず必要だと思われるものを全部パッキングして計ってみたところ、なんと最初から8.5kg弱とすでに目標をほぼクリアする数値に。

超イージモードじゃないか~!と思ったのもつかの間、あらためてそのバックパックを背負ってみてびっくりしました。

背負えるよ、たしかに背負えるけどさ…。

これを背負って何百kmも歩くとか

たぶんというか

絶対ムリでしょ!!!

カミーノの先人たちのブログを拝読する限り、おしなべてみなさん10kg強の荷物を背負っていらっしゃる。

なのに、それより少ない8kg台でも、わたしには十分すぎるほど重くて…。

これに加えて歩行中に摂る水分を1L(=1kg)と、カロリー補給のための行動食を200g程度はかならず持つことになる。

このままでは歩行時のトータル荷重は結局10kg前後になってしまいます。

いや、ムリ!

ということで、目標を10kgの半分、5kgに設定しなおしました。

  • 歩行中に身につける洋服類をのぞいたバックパック重量を5kg以内にする。
  • それに水1Lと行動食200gを足しても、歩行中のトータル荷重が6kg前後になるようにする。

とにかく軽く!

1gでも軽く!

わたしがカミーノの荷物をとにかく軽くしたい理由3つ

どうしてそんなにも「軽さ」にこだわるのか。

その理由3つ。

ほかのひとより断然体力がないから

まずはなにをおいてもこれです。

45歳といえばまあイイ感じにくたびれもきている年齢ですし、元来結構な虚弱体質そだちです。

http://tabitabitabi.n00life.com/profile/

体力がない人間が重い荷物を背負えば、体力のある人に比べて圧倒的に負担が大きく、疲労が強くなるのはあたりまえ。

重さに耐えられずにリタイアするのも不本意ですし、重さでからだのどこかを痛めてしまうのも悲しすぎる。

荷物を軽くすればするほど、より長く、よりラクに、よりたのしく歩けるはず!

わすれものや落し物をしやすいから

わたしは日常の生活もごくシンプルにそぎ落とし、軽くすることをこころがけています。

それは、自分の周りのものごとがちょっとでも複雑になるとすぐにキャパを超えてしまい、あっという間にカオスになることがわかっているから。

ふだんから、一度にふたつのものを手に持つだけで、どちらかひとつを落っことしてくるような脳みそです。

管理能力がいちじるしく低いのです。

カミーノの荷物もアイテムが増えれば増えるほど管理が行き届かなくなり、方々で忘れたり落としたりしてくる事態になるのは間違いない。

ならば最初から、そんな自分でも管理できるところまでシンプルにそぎ落としておくが吉。

ゲームみたいで楽しいから

軽くすることをめざすと、いろいろな方向へ自分なりに考えをめぐらせるようになります。

持っていくアイテムをひとつひとつワークシートに入力し、それぞれ重量を計ってすべて記入し、トータルの重量が一目瞭然で一覧できるリストを作成。

ミニマリストのカミーノ パッキングリスト

それを元にあれこれ頭の中で試行錯誤を繰り返しつつ、

  • これは持って行っても結局使わないのではないか?
  • これはあれと兼用できるのではないか?
  • これとこれを組み合わせれば、あれは要らなくなるのではないか?

と、そぎ落としていく。

そうして10g、20gとジリジリ削っていくプロセスには、まるでゲームのような興奮と達成感があります。

おわりに

ここまであれこれ試してきたわたしのカミーノの荷物は現在、

  • 頭の先(例えば帽子)から足の先(例えばシューズ)までひとつももれなくすべて合わせた重量が、6.5kg
  • そこから歩行時に身につける服や帽子、シューズなどを除いたバックパックの重量が、4.8kg
  • そのバックパックに、歩行中の水分や行動食を足したトータル重量が、6kg

というところまで来ました。

「歩行時のバックパック重量を5kg以内に」という目標、とりあえずクリアです。

自分らしく、気持ちも軽く、カミーノを歩きたいと思います。

※アイテムひとつひとつの重量を網羅したパッキングリストは、別記事にてあらためて掲載予定です。

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