「ポルトガル人の道」巡礼ブログ

【10+3日目】カミーノ日記。ポルト観光。トラムが来ない…、「飛べる」ポートワイン、記憶の中の教会と海。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 トラム

「カミーノ」へ行ってきました、ヌー( @like_a_rhino )です。

2019年6月に、ポルトガルのポルトからスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで、250kmを徒歩で巡礼(カミーノ)してきました。

きょうはそのカミーノの「10+3日目」の様子を。

実質的な最終日になるこの日は、20年以上前の学生時代の旅と今回のカミーノ旅の記憶を追いかけるいちにちとなりました。

▼ド派手なお祭りに度肝を抜かれてカミーノロスも吹き飛んだ、「カミーノ10+2日目」の日記はこちら。

あわせて読みたい
カミーノ「ポルトガル人の道」ポルトの夕焼け
【10+2日目】カミーノ日記。さよならサンティアゴ!、サン・ジョアン祭りに沸くポルト、ド派手な幕切れ。スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼ルート「ポルトガル人の道」250kmを歩く旅の記録。カミーノを終え、カミーノロスを感じながらポルトガルのポルトへ移動。そこで待ち受けていたのは、カミーノロスも吹き飛ばすド派手なお祭り「サン・ジョアン祭り」の喧騒でした。カミーノ巡礼をお考えの方、どうぞご覧ください。...

カミーノ10+3日目、ポルト観光

前日の超ド派手なお祭り騒ぎから一夜明け、いよいよ今回の旅の実質的な最終日となりました。

トラムが来ない…?

朝食を済ませ、ポルトの街の散策へ出かけます。

最初の目的は、トラムに乗ること。

ポルトのトラムはドウロ川沿いの「Infante(インファンテ)」駅から出発して川沿いを走り、海へと向かっていく美しい路線。

トラムの始発駅「Infante(インファンテ)」 でトラムの到着を待ちます。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策

…20分待っても来ない。

…30分待っても来ない。

40分過ぎたころに、待っていた観光客みんなざわざわしはじめました。

スペイン人らしきご婦人4人組は痺れを切らして歩き始めちゃおう!といって出ていくし、アメリカ人らしきご夫婦は近くのカフェに情報収集に行って何も情報が得られず撃沈して帰ってくるしで、騒然とした空気。

小一時間たった頃、少し先に大きな車体の路線バスが停まったのを見て、なだれを打ってそちらへ移りました。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策

路線番号は500番、片道料金2ユーロを払って乗り込みました。

トラムと同じように、川沿いから海へ。

海沿いに出ると、観光客はみんなぞろぞろ降りて行ってしまいました。

この路線バス500番でポルトの海岸エリアを楽しむなら、

  • 「Senhora da Luz(セニョーラ・ダ・ルス)」
  • 「Praia dos Ingleses(プライア・ドス・イングレーゼス)」
  • 「Praia de Gondarem(プライア・デ・ゴンダレン)」
  • 「Crasto(クラスト)」
  • 「Homem do Leme(オーメン・ド・レメ)」
  • 「Timor(ティモール)」

あたりの停留所でおりれば大丈夫です。

わたしたちはこのバスがどこまで行くか見てみたかったのでとりあえずそのまま乗り続け、終点の「Matosinhos(マトシーニョス)」でメトロに乗り換えてポルトに帰還。

…つまり、バスに乗っただけ 笑。

だって、海に行きたかったというより、トラムに乗りたかったんだよなあ。

残念。

マジェスティックカフェふたたび

友人Yと2人、カミーノ出発前日に行った「マジェスティック・カフェ」へ再び行ってみました。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 マジェスティックカフェ

だって、あのおススメのポートワイン10年物、すっごくおいしかったんだもん。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 マジェスティックカフェ

ほんとこれ「飛べる」。

前夜、宿でサンデマンのポートワイン10年物を試してみたけど、こちらのマジェスティックの10年物のほうが断然好み!

香りのふくよかさと雑味のなさがたまらない。

そうそう、食べてる人が多かったフレンチトーストも食べてみたいよねえ。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 マジェスティックカフェ

甘いものが得意でないわたしは友人Yと半分ずつで十分でしたが、コクのあるソースと木の実やドライフルーツがよく合って、とてもおいしかった。

マジェスティックカフェ、好きだ!

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 マジェスティックカフェ

いつかまたここに来て、ポートワイン飲みたいな!

記憶の中の美しい教会

20年以上前の学生時代に旅をしていた時、ポルトでものすごく美しいアズレージョの教会を見た記憶があります。

でも、カミーノに出発する前日に歩いた範囲にいくつかアズレージョの教会はあれど、どうも記憶のものとは違う。

地図で、マジェスティックカフェの前の通りを登って行ったところに描かれている教会に行ってみていい?ここが違ったらもうあきらめる、とYといっしょに店を出て歩きだしました。

ポルトのおしゃれストリートを通って歩いていきます。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策

あ…これ…。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 Capera das Almas de Santa Catarina

この建物だーーーー!!!間違いない!!!

正面も、

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 Capera das Almas de Santa Catarina

横も、

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 Capera das Almas de Santa Catarina

アズレージョの装飾があまりに美しく、記憶に残っていたんですよねー!

「Capela das Almas de Santa Catarina(カペラ・ダス・アルマス・デ・サンタ・カタリナ)」というチャペルでした。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 Capera das Almas de Santa Catarina

名前がわかって嬉しい。

以前ここに来てこのチャペルを見て近くのカフェでお茶を飲んでいるときに、同じく旅行で来ていたイタリア人の写真家夫婦と話が弾み、お茶をごちそうになって写真を撮ってもらったんだった。

その時のなつかしい記憶がぶわっとよみがえりました。

トラムで海へ

おみやげを買いたいという友人Yとここで別れ、別行動することに。

わたしはどうしても朝乗れなかったトラムに未練があるので、ダメモトでもういちどトラムの始発駅へ行ってみることに。

方向だけ見定め、あとは適当に道をたどってふらっと歩きはじめました。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策

なんだか、かわいらしい街並みにおしゃれなお店がいろいろあった。

小腹がすいたのでツナとマッシュルームのクレープを。

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策

食べ終わって外へ出てみたら、トラムが停まってたー!!!

カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 トラム カミーノ「ポルトガル人の道」ポルト散策 トラム

うわー、これだよ、これー!25年ぶり!

往復で6ユーロ。

景色がよく見えるはずの進行方向むかって左側に座り、出発!(音が出ます。)

あんまり懐古趣味はないつもりだったのですが。

アズレージョの教会とトラムという25年前の旅の記憶と、カミーノの黄色い矢印と巡礼者の後姿という今回の旅の記憶。

この日は、そんなものをついつい追いかけた一日となりました。

仕舞い込んでいたものを見つけ出したような、そんなちょっとじんわりした気持ちを味わったひとときでした。

カミーノ10+3日目の宿をご紹介

この日は「カミーノ102日目」と同じ宿に連泊でした。

「帰国編」へ、つづく!

翌日は、日本への帰国便に乗る日です。

実質的にはポルト空港へ向かって飛行機に乗るだけの日ですが、初めてタクシー配車アプリUber(ウーバー)を使ってみて大興奮した経験など、さらりとまとめておこうと思います。

帰国編」へ、つづきます。

 

▼バックパック重量4.8kg!わたしのカミーノの持ち物リストはこちらからどうぞ。

あわせて読みたい
ミニマリストのカミーノパッキング
カミーノ歩行時たったの4.8kg!ミニマリストのスペイン巡礼もちものリストカミーノの持ち物リストを公開します。 頭の先から足の先まで、持っていくアイテムすべてをひとつももらさずリスト化して計量し、その重量...

 

▼スペインや旅に関する情報はこちらからもどうぞ。

にほんブログ村テーマ スペインへ
スペイン

にほんブログ村テーマ 旅行情報局へ
旅行情報局

にほんブログ村テーマ 旅へ

にほんブログ村テーマ 海外一人旅!へ
海外一人旅!

にほんブログ村テーマ 海外旅行記へ
海外旅行記

▼こちらのボタンをクリックで応援いただけると励みになります!
にほんブログ村 旅行ブログ スペイン旅行へ
にほんブログ村

error: Content is protected !!