2019年6月、カミーノの「ポルトガル人の道」を歩いてきました。
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筋金入りの入浴好き民族ともいえる日本人にとって、カミーノのお風呂文化はかなりいろいろ勝手が違いました。
カミーノのお風呂事情と、持って行ってよかったアイテムをご紹介します。
目次
カミーノのお風呂事情
カミーノでは毎日、だいたい16時~18時前後にその日の宿に到着。
バックパックをおろし、汗を流すために入浴します。
とはいえ、そこに日本のお風呂のようなバスタブはなし。
昔の公衆電話の電話ボックスのようなシャワーブースだけがそなえつけられていたり、
公営プールのシャワーのようにずらりと並んだシャワーが、簡易なついたてで仕切られているだけのスペースになっているところがほとんど。
ほんとうに、ただ汗を流すだけに特化した最低限の設備になっています。
お湯は出るか?
シャワーの設備自体は非常に簡素ですが、あたたかいお湯はしっかりでて、困ることはありませんでした。
(ただし、お湯が出るまでに時間がかかったり、遠慮がちにちょろちょろ出しているだけだといつまでも冷水しか出なかったりすることがあります。)
シャンプーはあるか?
ホステルや私営のアルベルゲでは、だいたいシャンプーやボディーソープのようなものがなにかしらおいてありました。
洗うものといえば石けんひとつしか持って行っていなかったわたしは、大変便利に使わせていただくことが多かったです。
タオルはあるか?
ホステルや私営のアルベルゲでは、バスタオルやフェイスタオルを部屋に置いてくれているところも多かった。
シャワー後にからだを拭くのはもちろん、その日着ていた衣類を手洗いした後の簡易脱水などでもとても重宝しました。
▼カミーノでのお洗濯事情についてはこちらからどうぞ。
カミーノのお風呂事情 便利だったもの5つ
カミーノでの入浴について、持って行って良かったと思うアイテムをご紹介します。
S字フック
軽量なプラスチック製のS字フックを2つ持っていきました。
カミーノに限らず、ヨーロッパのシャワールームには脱衣所のようなスペースがありません。
脱衣スペースがないので、脱いだ服を置いておく場所もなければ、シャワー後に着る着替えを置いておく場所もない。
そのため、脱いだものを入れるビニール袋とあたらしい着替えを入れたバッグを、S字フックでドアノブやドアレールの上にひっかけてぶら下げておきました。
もうひとつのS字フックは石けんを収納したシリコンがまぐちポーチを引っかけ、シャワーの蛇口などにぶら下げておきました。
ドアや蛇口は結構幅があるので、ひっかける部分が大き目のS字フックを選ぶのがおすすめです。
わたしはダイソーで、2つセットで100円のものを購入して持っていきました。
カシャカシャしないビニール袋
ビニール袋も1枚あると便利です。
S字フックにぶら下げておいて、着ていた衣類を脱いではぽんぽん放り込んでいく。
シャワーがおわったら、その袋を持って洗濯場へ向かいます。
ビニール袋はカシャカシャ音がしない素材のものがおすすめです。
音がするものは、早朝の荷造り時に同室の巡礼者の睡眠をジャマする恐れがあるためです。
サブリュック
シャワーを浴びた後に着る衣類を入れたのは、超軽量でコンパクトなサブリュック。
トップ部分にループがついているのでS字フックに引っかけやすく、引っかけたままでガバっと口があくので着替えやタオルを取り出しやすくて便利でした。
このバッグは、街歩きする時にもライトダウンジャケットなど羽織るものや貴重品を入れて使用。
シャワー時の着替え入れ 兼 街歩きのサブバッグ 兼 買い物をしたときのエコバッグとして使え、一石三鳥でした。
シンプルなサンダル
クロックスのサンダルも便利でした。
宿に着き、重いシューズを脱いだ後に履くのはもちろん、シャワーの後にもぴったり。
先ほどもご紹介したようにカミーノの宿のシャワーブースには脱衣所がないので、足ふきマット的なものもない。
必然的に、シャワーを浴びた後には濡れた足で出てくることになります。
水に強い素材かつ爪先や甲が開いたデザインであれば、濡れたままの足で履いても気になりません。
できるだけ軽量なものがおすすめです。
巻きスカート
荷物をかなり厳選して軽量化した一方で、一見余計にしか見えない「巻きスカート」なども持って行っていました。
シャワー後、濡れた足のまま狭いシャワーブースで着替えをするとき、ズボンって結構大変なのです。
何十キロも歩いた疲れた足で、滑りやすいシャワーブースの中で片足立ちしながら足を拭き、濡れた床にズボンのすそを落としてしまわないように気をつけて履く。
億劫です。
巻きスカートなら、立ったままくるりと腰回りに巻きつけるだけなのでラクでした。
街歩きの時には、ふつうの洋服のように着て歩いていました。
一枚あるといろいろ使えてとても便利です。
カミーノのお風呂事情 まとめ
今回行ってきた「ポルトガル人の道」のお風呂事情についてまとめると、
- シャワーのみ
- 引き戸もしくは開き戸で、日本人女性ひとりでも窮屈に感じるようなコンパクトなシャワーブースが多い
- お湯はちゃんと出る
- ホステルや私営アルベルゲでは、シャンプーやバスタオルが備え付けになっているところも多い
- 大き目のS字フックはあるととても便利
という印象です。
カミーノの準備の参考になれば幸いです。
▼今回ご紹介したアイテムまで含めても、総重量はたった4.8kg! 持ちものリストはこちら。
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